【参加報告】市町村議会議員研修「自治体予算を考える」
皆さま、こんにちは。高知市議会議員の藤木真由美です。
8月7日〜8日の2日間、全国市町村国際文化研修所(JIAM)にて開催された 市町村議会議員研修「自治体予算を考える」 に参加しました。
研修の内容
今回の研修では、自治体予算の基本的な仕組みや原則から、歳入歳出の構造、財政をチェックする際のポイント、さらには地方公会計の活用まで、財政運営の基礎から応用にわたる幅広い内容を学びました。
印象に残った言葉
今回の研修では、武庫川女子大学の金﨑健太郎教授が講師を務めてくださいました。金﨑教授は、自治体財政や地方公会計の分野で豊富な知見を持ち、全国の自治体職員や議員向けに講義や研修を多数行っておられます。
教授の「財政を読み解く力が、住民の命と暮らしを守ることに直結する」という言葉は特に心に残り、現場視点に根ざしたその言葉は、財政運営の重要性と議会の役割について強く再認識させてくれました。
議会において、予算をどう読み取り、どう問いかけ、どう改善に結びつけていくか――その視点の重要性を改めて実感しました。
他自治体の議員との交流
研修では、全国さまざまな市町村から参加された議員の方々とのグループ討議の時間もあり、意見交換では、それぞれの市町村が抱える課題や先進的な取り組みを共有し、大きな刺激を受けました。
こうした交流を通じて、地域が違っても共通する悩みや工夫があること、横のつながりの大切さを感じ、互いに学び合う時間は、研修に参加する大きな意義だと感じました。
研修を終えて

2日間にわたる自治体予算研修を通じて、財政運営の仕組みや課題の奥深さを改めて実感しました。予算は単なる数字や書類ではなく、市民の命や暮らしに直結するものだという視点を、金﨑健太郎教授のお言葉から強く学びました。
また、全国の自治体議員との討議を通じて、地域ごとの特色や課題、そして互いの工夫や思いを分かち合えたことは大きな刺激となりました。それぞれの経験や取組は、高知市の議会活動にも活かせる貴重なヒントです。
今後は、研修で得た知識や感じたことを一つ一つ自分の活動に落とし込み、市民の皆さまの安心と豊かな暮らしに繋がる政策づくりを、さらに丁寧に進めてまいります。学びを力に変え、これからも積極的に挑戦していきます。