第501回(令和6年6月)市議会定例会定例会
6月定例会(第501回)が、6月13日から7月1日までの19日間の会期で開催されました。
日本共産党高知市議団は、令和6年度高知市一般会計補正予算案などの議案に賛成しました。
【西敷地に緑を】
オーテピア西敷地の暫定整備について、小学校跡地にマンションやホテルの建設計画が進められようとしていたものを、市民の声によって止めることができた点は、地方自治の本来の姿を示すものであり、住民こそが主人公であることを再確認するものです。共産党市議団は、提案された予算の範囲内で、芝生や緑地などの潤いあるスペースの確保をと求めました。
【国民宿舎桂浜荘のこれから】
都市公園条例が一部改正されました。
新たな運営主体による国民宿舎桂浜荘に関して、公募管理型パークPFIを活用した公募手続きを進めるため、施設の使用料最低額と施設の設置予定者を審査・選定する選定委員会を設置する条項が追加されました。
【保育士配置基準】
今年4月1日から施行された内閣府令の改正に伴い、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例などが一部改正されました。
改正内容は、保育士の配置基準を見直し、4・5歳児については保育士1人当たりの児童数を30人から25人に、3歳児については20人から15人に改善するものです。特に4・5歳児については、基準制定以来初めての改善で、実に76年ぶりの対応となります。
この改正は「子どもたちに、もう一人保育士を」という現場の保育士や保護者からの要望に基づいた市民運動に一定程度応える内容となっています。しかし、来年度以降に6対1から5対1に改善を予定している1歳児や、ゼロ歳児についても早期の増員を求める声が大きく、さらなる改善を国に求めていく必要があります。
【意見書】
市民クラブが提出した「自治体への指示を創設する地方自治法改正の撤回を求める意見書」議案に対して、日本共産党は賛成の立場で討論に参加しました。
しかし、自民・公明などの反対により否決されました。
(写真は、予算決算常任委員会全体会での発言)