2023年(令和5年)9月 高知市議会 藤木真由美 個人質問

9月13日、市議会で個人質問をしました。

発言の内容は、
①香害
②教育行政(教員不足、充て指導主事、中学校教科担任の「タテ持ち」)
③インボイス制度
についてです。

⁡異質に見える、この3つを取り上げた共通点は、地域訪問や相談活動で聞いた住民の方の声、教職員の仲間の声などを基に考えたところにあります。

質問の中から、香害について紹介します。

香害とは、日用品に含まれている香料などの化学物質が引き起こしている公害です。
市販されている日用品の使用が原因で、健康被害や環境汚染が起きています。

原因となる製品が、合成洗剤や柔軟仕上げ剤、除菌消臭スプレー、芳香剤、香水、シャンプー、リンス、制汗剤など、「香り」のある場合が多いので、この健康被害のことを公害にかけて「香害」と呼ぶようになりました。

⁡香害には健康被害だけでなく、環境汚染の側面もあることから、両方を含めて語られることも多くなっています。

健康被害については、「香料」だけが原因ではなく、製品に添加されている多くの化学物質が複合的・相乗的に影響していると考えられています。香りだけの問題ではなく、「抗菌・消臭」とうたっているものに含まれる化学物質からも被害が起こっています。

個人質問では、高知市ホームページや公共の場所へのポスター掲示、市広報「あかるいまち」での啓発、市立小中学校や保育園での児童生徒、保護者、教員への啓発などを求め、一定の前向きな答弁をもらいました。

まだまだこれから、引き続き取り組まなければならない課題もたくさんあります。

⁡ポスター1枚目は、5省庁(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省)作成のもの、2枚目は中学生が描いたもので、日本消費者連盟のホームページに掲載されています。

個人質問の動画は、高知市議会の 議会中継 でご視聴いただけます。